先日の記事「ハーレーのアメリカ西海岸最大のイベントを紹介!!」でクロッカーというバイクを紹介しました。そこで「幻のクロッカーってどんなバイク?」と「詳しく教えて」とごく一部の人に聞かれたので、ごく一部にだけに刺さる内容を今回は情報をシェアさせてもらいます。
歴史は古く、1932年からシングルのレース用バイクの生産を開始 1936年からV-Twinのストリートバイクを生産 30年代後半には、Scootaboutというスクーターも生産 受注生産で当初生産されたV-Twinは61c-inで55~60hpを発生。同世代のハーレー、インディアンが38~40hpだったことを考えると、かなりの高性能バイクだったことが伺い知れます。
【事業変更そして売却..そして復活?】
その後、当時としてはやはり最大排気量の91c-inのV-Twinモデルを生産。 第2次世界大戦で、軍用バイクを生産していたハーレー、インディアンに優先的に資材供給が行われる中、Crocker Motorcycleはオートバイの生産を止め、1942年に航空機のダグラスにパーツを供給する会社 Crocker Manufacturing.となり、その後、売却され、この世から姿を消しました。総生産台数は、レーサー40~50台、スクーター40~50台、V-Twin 100台強と言われ、今でも70台弱のV-Twinが現存していると言われています。 創業者Al Crockerは1961年に亡くなっています。
1997年ごろから、オリジナルパーツの供給を始めた人がいて、1999年に正式にCrocker Motorcycle Companyが発足。オリジナルのパーツを現代のテクノロジーを駆、現存するオートバイ向けに供給を行っている...らしい。また、受注生産でオリジナル設計のままの1936年~1942年までに生産されたV-Twinモデルをキット販売しているとも言われていますが、その実態は不明。当社のホームページを見ても、積極的に販売を行っている様子は見られません。 これもまたオリジナルの方針を守り、限られたオーナー、本気のエンスーな人たちだけを相手に商売しているのかも知れません。
参考サイト
ウェブサイト http://www.crockermotorcycleco.com/
FBページ https://www.facebook.com/crockermotorcycle?fref=ts
HARLEY STYLE.COM
ハーレーの車両お探しならこちら (※画像クリックすると移動します)
最新の記事(※画像クリックすると移動します)