さて、それではお約束通り、4月19日〜20日、神奈川県は大磯ロングビーチで行われた、日本自動車輸入組合主催の「第3回JAIA輸入二
なかなか機会のない、他の輸入車に乗れる機会ってことで、今回は「ハーレーダビッドソンとの比較」という視点でお伝えしていきたいと思います。
昨今、各社、いわゆるスポーツスターのライバルクラスに、かなり力を入れてモデルを投入してきています。
日本で販売・登録されるハーレーの内、約4割がスポーツスター。
価格的にもまあ手が届きやすく、各社台数を稼ぎ、伸ばしたいならこのクラス。
そして、特に最近の傾向としては、各メーカーの従来のブランドイメージとは少々外れていても「スポーツスター購買層を明らかに狙いに来ている」と思われる新型車の投入が目立ちます。
では、そのカテゴリーの急先鋒から、いってみましょうか…
同社の「モダンクラシック」というモデルカテゴリーに、昨年末、投入された新型モデルですね。
スポーツスターよりは一回り小さな車体に、水冷1200ccのバーチカルツインエンジンを搭載。
エンジン周りのコスメティクスは、いわゆるサテン仕上げが特徴的。なかなか高級感があって、エボリューション時代のスポーツスターのいわゆる「ポリッシュ」に近い感じが、個人的には非常に好みです。
特徴的な左右二本出しの楕円サイレンサー。
マフラーの短さがなんとも潔くって、これもサテン仕上げ。吸排気系がコンパクトにまとまってて、車体のカスタムルックを強調します。
わかり易く言うと、ちょっと不良っぽくてカッコイイ感じ?
そもそも「ボバー」ってどんなスタイルなの?という方、以前当ブログに掲載しました、こちらの記事を参考にしてください。
http://harley-style.com/harley_style_blog_detail.php?id=206
車体周りは、往年の「ボバー」がモチーフだけに、色々工夫がみて取れますね。
リジッドフレームルックといえば、ハーレーのソフテイルがあまりにも有名ですが、こちらの場合はシート下にリンク式のサスペンションユニットを備える手法を採用しています。さすが現代のテクノロジー、非常にしっかりしたロードホールド感と、横からみたらまるでリアサスペンションが無いリジッドフレームのような、ノスタルジックでコンパクトな外観を実現しています。
これは、少し以前からモダンクラシックシリーズに共通の、いわば「ギミック」ですが、いかにも「キャブレターに見えるような」エアボックスとインジェクションユニットカバー。「ここまでやるかよ〜」ってちょっと笑っちゃいますが、車体デザインにマッチしてて、なかなか良い雰囲気です。
「賢いなぁ」って思うのが、可動式のメーターユニット。スタイル重視のカスタム車にありがちな「メーターはカッコよく付けたけど、見えないよね(^^;;」を解消してくれる、まあ言うならば、メーカーが出す以上はこうじゃなきゃマズイよね、と言うこの仕掛け。ライダーの体格はもちろんのこと、気になる方なら太陽光の反射具合に応じて調整も可能です。様々な電子制御を搭載し、液晶表示の多い最近のメーターではなおさら、大切な仕組みですね。
ちょっと長めのフラットなハンドルバー、低いハンドルライザー、前傾になってちょっとキツイポジションなのかな?と思いきや、シートとステップとの関係が絶妙で、アップライトで楽ぅな乗車姿勢と、べったり踵まで地面に着いちゃう、抜群の足つきを実現しています。
まず跨っての印象は、「なんかちっちゃいな。中免で乗るバイクみたい…」
ではまず、エンジンをかけてみましょう。
歯切れのいい、一瞬「これで車検大丈夫なの?」って思っちゃうくらいのサウンド。排気口の位置がライダーに近いせいかもしれませんが、ライディング中も程よくよく聞こえる排気音が、ライダーをその気にさせてくれて、なかなかソソります(^^)。
さて、走行性能ですが…
クラシックで、スタイル重視な、「バイクとしての性能は二の次?」的な当初の偏見は、モノの見事に裏切られました。
コンパクトで軽量なツインならではの軽快さと、加速感。
前述の排気音も相まって、ついついスロットルに力が入ります。もちろん某イタリアメーカーのような「暴力的」とも言えるような加速感はありませんが、「ウヒョー、コレ、楽し〜!」。
感心させられたのは、エンジン回転数3000以下のスムーズさ。フツーにクルージングできるし、超低速でも全然ギクシャクしない。
軽〜く流していても何のストレスもありませんし、ブルスカのパレードも全く問題なく行けちゃいそうです。
ところが、これが3000回転から上になると、歯切れのいいエンジンサウンドとともに、太〜いトルクで(最大106 Nm!)グイグイ加速していきます。「あぁ、そうだこれ、1200ccのバイクだった!」この辺り、まさしく本領発揮ってとこなんでしょう。
ガバーっと開けて、一気に加速し、コーナーの手前で「ぎゅーっ」とブレーキかけて…あれっ???止まんネ! 忘れてました。フロント、シングルディスクだったんですね。つい調子に乗って焦っちゃった(^^;;
バンク角も思ったより深く、ちょっとした峠道も非常に軽快そうです。
今流行りのバーエンドミラーですが、これがどうしてなかなか調整幅も広く、視認性も全く問題ない。
さすが「英車」タイヤはエイボンですね。
とにかくライディングが楽しい。最近の国産車に代表される「テクノロジーの塊」的高性能バイクじゃなくて、常に乗り手の操作が介在する余地のある、ちょっとした荒っぽさと言うか、「ヤンチャ」な、「バイクらしさ」みたいなものをきちんと残してる。多分長距離乗ったらそれなりに疲れるんだろうけど、でもそれが楽しい。目的地に着いたらクタクタになりながらも、「でも、もうひとっ走りしたいなぁ」と思わせてくれる、そんな味付けのバイクでした。
気になるお値段は、1,515,000円! 狙ってますねぇ、フォーティーエイト!?
シンプルな車体だけに、色々イジる楽しみもこれからいっぱい出てきそうだし、なんかコレ、欲しくなっちゃったかものなぁ…
動画はまとめてこちらでも! YouTube HARLEY STYLE チャンネル https://www.youtube.com/channel/UCWVoZO_GMBR8xXKhKV6H7xA
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