昨年4月、車でオートバイの走行を妨害し、運転していた会社員、守屋慎太郎さん=当時(45)=をガードレールに衝突させ死なせたとして、危険運転致死と道交法違反(ひき逃げ)の罪に問われた黒田大吾被告(37)に対する裁判員裁判の判決公判が10日、千葉地裁で開かれた。

 

 高木順子裁判長は「極めて危険で人命を軽視する運転。強い非難に値する」として、懲役7年(求刑懲役8年)の実刑を言い渡した。接触を伴わない交通事故での危険運転致死容疑の立件は全国でも珍しく、司法判断が注目されていた。

 

 公判では、黒田被告の運転が守屋さんの走行を妨害する目的だったかなどが争点となった。検察側は「バイクの存在を認識した上で幅寄せをしたことが認められる」と指摘し、弁護側は「車線変更をしただけで、走行を妨害するつもりはなかった」として無罪を主張していた。

 

 判決によると、黒田被告は平成26年4月28日午前7時ごろ、千葉市緑区の片側2車線の市道で制限速度を超えた速度で乗用車を運転中、左車線の守屋さんのオートバイの走行を妨害するために接近するなどし、守屋さんをガードレールに衝突させて死亡させた。