「ハマー」 ツースト・ハーレー悲哀物語

「ハマー」 ツースト・ハーレー悲哀物語

先日Facebookページに載せた、ハーレーの軽量ツーストモデルですが、思いの外反響が大きかったので、少し詳しくその生い立ちを掘り下げておきたいと思います。

1948 Model125

 

「ハーレー・ハマー」とは、広くはウィスコンシン州ミルウォーキーにあるハーレーダビッドソンの工場で1948年から1966年の間に生産されたアメリカ製の2サイクル軽量バイクの総称です。

しかし、技術的に言えば、真の "Harley Hummer"は1955年から1959年までの生産車両、ということになります。なぜなら、ハーレー・ダビッドソンが1948年に発表した排気量125ccの小型で丈夫で軽量な2ストローク・モーターサイクル「モデル125」のデザインは、実際には第二次世界大戦の終結時に、第二次世界大戦の賠償の結果として、同盟国にエンジニアリングデザインが没収されたドイツのオートバイメーカーDKWのものでした。実は、他のメーカーも、BSAのBantam、YamahaのYS-1を含め、少なからずDKWのデザインの恩恵を受けています。

 

1961 Super10

 

いわゆる「Hummer」にはその後発表された、Harley Scat、Harley Pacers、Harley Ranger、Harley Super 10、Harley 125、Harley 165など、Harley Topperを除く2ストローク・モーターサイクルが含まれていますが、厳密には「Hummer」という言葉も間違っているようです。

Harleyは1948年にモデル125を導入しました。そのエンジンは2ストローク設計で、オイルをガソリンと混合しなければならないことを意味していました。オイルとガスを適切に混合しなければ、エンジンが故障する可能性がありました。3馬力を発生し、大きなゴム製ショックアブソーバーによるフロントサスペンションを備えたガーダータイプのフロントエンドを特色としており、当時の広告によると、ガソリン1ガロンあたり90マイルの燃費を誇りました!その低い、車両価格と経済的なコストが受け、125ccは非常に人気を博しました。少年、農家、初心者、退役軍人など、多くの人々の収入が限られていた戦後の時代のことです。

1951年、ゴム製ショックアブソーバーのフロントエンドは、コンベンショナルな油圧ユニットに置き換えられ、「テレグライド」と呼ばれるこのユニットは、「ハイドラグライド」フロントサスペンションをベースに設計されました。

 

1953 Model165

 

1953年、Model 125に加え、「Model 165」が登場しました。エンジンサイズが165ccになると、馬力は5.5に増加しました。加えて、1953年モデルは、ハーレーの創業50周年を祝うために、特別な真ちゅうのメダリオンがデザインされ、Hummerを含む1954年のすべてのモデルのフロントフェンダーに取り付けられました。

その後、Vツインの販売は好調を維持していましたが、小さなハマーの販売は減速し始めました。  HondaやYamahaなどの日本製バイクがアメリカ市場に侵入し始め、低価格で精巧なモーターサイクルを提供し始めたのがこの頃です。

ハーレーは、1955年、会社従業員の助けを借りて、Dean Hummerの名前で、"Harley Hummer"を導入しました。これが真の意味での「Hummer」です。

1955 Hummer

 

競合の激しい外国勢との闘いに挑んだ「アメリカ製」の新しいハンマーモデルはバッテリーがなく、マグネトー点火を選択し、ホーン、ターンシグナル、ブレーキライトシステムを持っていませんでした!ハーレーは、外国のバイク市場との競争のために、必要最低限の機能だけを残すことにより、価格を下げたのです!

しかし、当然のことながら、その低価格にもかかわらず、販売は低迷を続けました。ハーレーは軽量モデルの販売に苦しみ、全体的にも明らかに戦闘力を失って行きました。日本のバイクははるかに信頼性が高く、より良いサスペンションを提供し、メンテナンスがほとんど必要なく、はるかに高速でした。 Hummerは1956年、1957年、1958年に生産を続けていましたが、1959年で生産を終えます。1960年には、HummerとMODEL 165が投入されました。このモデルは新しく設計された165ccエンジンを搭載しましたが、それでも依然として競合は厳しく、市場はホンダの「夢(ドリーム)」と呼ばれる小さなバイクに席巻されました!

 

1962 Ranger

ハーレー・レンジャー(165cc)を経て、1962年には175ccエンジンが投入され、ハーレー・ペイサー(175cc)、ハーレー・スキャット(175cc)が発売されました。

1956 Scat

 

1963 Pacer

 

1962年は、ハードテールフレームの終わりを告げた年でもあります。全く新しいフレームが1963年に導入され「グライドライド」と呼ばれました。この新しいスタイルのフレームは、デュアル・スプリングダンプニング・リアサスペンションを採用しています。市場には歓迎された変化でしたが、販売は遅れをとり続けていました。

レンジャーは1963年のラインナップから落とされ、1964年と1965年には比較的変化のない、ハーレー・ペイサーとハーレー・スキャットだけが残りました。そして1966年には、軽量モデルはいよいよ1モデルしか製造されなくなりました。数年後、スーパーグライドで使用されたものに似たユニークな、ワンピースのABSボディを纏った、その時代としてはとても近代的なデザインでしたが、残念なことに、このBobcatもわずか1年の販売の後に、ライン落ちとなりました。

1966 Bobcat

 

 

 

 

 

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