さよなら2016年、さよならV-Rod...

さよなら2016年、さよならV-Rod...

さて、2016年もいよいよおしまいです。

今年もいろんなことがありましたが。。。

1994年に、ハーレーダビッドソンが発表したレーシングマシンVR1000、AMAスーパーバイクシリーズに参戦していたこのマシンに搭載されていた水冷エンジンをストリート用に焼き直し、「パワークルーザー」に仕立てたストリートバイク、V-Rodが、その15年の歴史に幕を閉じます。

2001年夏、2002年モデルとして、全身にアルミ製外装を纏い、鮮烈なデビューを飾ったVRSCA V-Rod。某有名ハーレー雑誌の歴史年表によると2003年モデルから、となっていますが、正確には2002年モデルから。当時の輸入計画担当の責任者Fさんの記録によるものですので、間違いありません(人間の記憶なんていい加減なもんですね)。写真の赤文字タンクロゴのモデルが、初代VRSCAです。

当初は1,131cc のDOHCエンジンを搭載。8,500回転で115psを発生する60°V-ツイン エンジンにつけられた名称は、「レボリューション(Revolution・革命)」でした。空冷ビッグツインにこだわり続けるハーレーダビッドソンにおいては、正に革命的。因みにエンジンの設計を担当したのは、ポルシェエンジニアリング。従来の前後組合せ式のコンロッドではなく、コンベンショナルな前後隣り合わせのレイアウトとし、前後のシリンダーがコンロッドの厚みの分だけ左右にずれているのはこのためです。

アルミ製のフレームも、ハイドロフォーミング(内部高圧成形)http://www.autoform.com/jp/glossary/hydroforming/ という技術を使い、溶接を減らして複雑な曲線を実現した、当時としては画期的なものでした。

しかし…メーカーが期待したほどは売れなかった…

やっぱちょっと高かったか?と2004年モデル(2003年夏)に廉価版VRSCB(外装はアルミではなく鉄)を投入。さらには、フォワードコントロールが遠い、と2004年の1月に、車高を上げたロードスターモデル、VRSCRストリートロッド(ちなみに今は空冷モデルでも当たり前になっているブレンボ製ブレーキシステムを導入した最初のモデルです)を投入するも鳴かず飛ばず…2006年モデルでは鉄外装BモデルにRのミッドコントロールを組み合わせたVRSCDナイトロッド、翌年、これに倒立のフロントエンドと当時流行りだった240ワイドタイヤを組み合わせたVRSCDXナイトロッドスペシャルを投入。同年、継続生産していたVRSCAもワイドタイヤ化し、モデル名をVRSCAWに変更。2008年モデル期にはエンジンを1,250ccに排気量アップ。

それでも販売台数は伸び悩み…

2009年モデル、これまでの苦悩を全て注ぎ込んだ集大成モデルのようなVRSCF V-Rod Muscle(マッスル)が登場。LEDライト類を含め最先端の技術を盛り込みました。

2012年モデルで投入された VRSCDX Anniv. 10周年記念モデルを最後に、目立ったモデル開発は終了。結局最初のモデルが一番カッコよかったってことか?みたいな…(^^;;

実際には2008年のリーマンショックによる経済的な問題が大きく影響し、販売台数実績に対しこれ以上の開発投資を断念した、というのが実情かも知れません。

 

オートバイとしては、ハーレーの他のモデルより明らかに高出力、高剛性、最新式のコンポーネントを惜しげなく投入した高性能モデル。工業製品としては相当立派な製品です。が、結局のところは、お客さんであるライダー達の求める「ハーレーダビッドソン」のイメージには最後まで合わなかった、ということなんですかね?

環境規制的にも一番適合がし易い筈の商品ラインアップを、規制が強化されるこのタイミングで手放さなければならなくなったこの皮肉。歴史は将来この事実をどのように評価することになるのか?

 

一方、カスタムの世界では、その独特なフォルムや設計技術、他のメーカー製品と十分に肩を並べられる実力から様々なコンポーネントを移植したり、あるいは新規開発したり、「ハーレーのカスタム」を、ある種新しい領域に広げる非常に貢献度の高いモデルになったと思っています。

当初はドラッグレーススタイルを意識したカスタム作品が多く発表されましたが、最近では未来志向というか、その「怪物」とも言えるポテンシャルを表現した作品が多く見受けられます。

果たして、ハーレーの起こした「革命」は成功だったのか?

30年後くらいにどんな評価がなされるのかな…? 楽しみです。もう生きてないかもしれないけど… ^^;

 

年内生産分で終了=日本では「12月中に輸入通関されたもので終了」を意味します。新車は来年正規ディーラーのショールームに並ぶ車両でおしまい。

気になる方は、正月休みが明けたらディーラーへ急げ!ですね。

 

 

 

 

 

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