〜不定期連載〜 HARLEY STYLE カスタム講座 その2 チョッパースタイル誕生

〜不定期連載〜 HARLEY STYLE カスタム講座 その2 チョッパースタイル誕生

 

 

カスタムってどういうことなんでしょうかね?

カスタムの楽しみ方も千差万別、それでいいと思うんです。

ただね、バイクってのは、移動手段である以上に、生き方、自己表現の手段ですから、カスタムっても自分の個性っていうか、生き様を表現してるのがカッコイイと思うんです。

ああ、あいつだからこういうバイクになるのね… バイクを見てその人となりが判るっていうか、そういうカスタムが本当にカッコイイと思うんです。

カスタムのスタイルにも色々ありますが、基本というか、定番のスタイルについて、ちょっと歴史を遡ってみましょう。今日はその2回目です。

 

 

「チョッパー」時代に突入  : 1960年代

退役軍用車から余計なものを削ぎ落とし(bobし)たボバースタイルによって幕を開けたホットロッドカスタム。

やがてライダー達は、フロントエンドが長いほど、より高速域での直進安定性が高く、スムーズな走りができることに気づきました。

そもそも、いわゆるチョッパーにおけるネックレイクの角度やフロントエンドの長さは、より高速で直線をかっ飛ばすために考案された改造手法だったのです。

このルックスが人気を博するにつれ、ライダー達はレイク角を大きくすることで自己表現をするようになりました。

 

 

レイク角の変更は、市販車をベースに、まずは「ボバー」と同様にバイクのすべてが取り外されました。それからフレームを「切り落とし(chop)」て、ステアリングヘッドを変更し、バイクをできるだけ地面に近づけました。速度を上げるために、パフォーマンスパーツも追加または変更されました。チョッパーの真の機能は、最大限の高速安定性を実現することです。

「ボバー (Bobber)」という呼び名は、ライダーが手持ちのモーターサイクルから余計なものを削ぎ落とし、フェンダーを短く削ぎ落とした (bob) ことから生まれました。そして、「チョッパー (Chopper)」という呼び名は、ライダーが余計なものを切り落とし (chop)、フレームを溶接して位置やスタイルを変更したことから生まれました。

 

 

 

 

 

チョッパースタイルのモーターサイクルは見た目の美しさのみを追求して生まれたと思われがちですが、チョッパーのレイクアウトされたフロントエンドは実際的なパフォーマンス上のメリットをもたらしました。これらのモーターサイクルはオリジナルのファクトリーフロントサスペンションを備えたモーターサイクルより高速走行時や直線走行時にはるかに優れた安定感を提供したのです。

 

ただし、どの改造車もそうであるように、欠点もあります。レイクアウトされたフロントエンドはより重たく感じられ、低速走行時やカーブあるいはコーナリングでの反応が鈍くなります。これはレイク角の増大によってトレールが長くなることに起因します。

 

 

 

 

 

こうした経緯を経て現在では、ボバーでは一般的に機能・性能が重視されていますが、チョッパーではスタイルや美しさに重きが置かれています。

同じように余計なものを削ぎ落とすという発想をベースにしながらも、ボバーは比較的がっしりしているのに対して、チョッパーは大量のクロームやレイクアウトされたフロント エンド、太いリア タイヤを備えた瀟洒な外観をその特徴としています。

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